不安になる原因と症状
「今まで乗れていた電車に乗るのが怖い…」
「いつも動悸やめまいが起こるのではないかと不安になる…」
「何か分からないけど、不安…」
「明日の会議が気になって眠れない…」
このような不安に襲われたことありませんか?
誰にも相談できない漠然とした不安を抱えている人は20人に1人いると言われています。この記事では、上手に自分の不安と付き合いながら、心も体も楽になっていくようにお手伝いをします。
そもそも不安に襲われるときとは?
不安とは、ある出来事や状況について心配、恐怖を感じることです。私たちが不安に思うのはどのような時でしょう? それは、今目の前で起きていることではなく、「これから起こるかもしれないこと」将来のことを考えた時ではないでしょうか。つまり、不安自体は悪い反応ではないのです
そのため人が感じる不安には、想定される危険に対する対抗策を講じることができるという良い面もあります。なので、不安という感情を抱くことは問題ではありません。
不安が大きすぎるときの症状
不安は一概に悪いものではありませんが、極端に強くなると以下のような症状が発現し日常生活に支障をきたすこともあります。
〈精神面に現れる症状〉
・落ち着かない
・イライラする
・ 緊張状態が続く
〈身体的症状〉
・心臓がドキドキする
・冷や汗が出る
・息苦しい
・頭痛や腹痛
このような症状を1度でも経験すると、また同じような症状が出るのではないか…という不安に襲われ、更に不安が増すという悪循環を繰り返すこともあります。
考えられる病名
ひとくちに不安障害といっても様々な病気がありますので、代表的なものをご紹介します。
パニック障害
社会不安障害
強迫性障害
全般性不安障害
不安障害|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
不安を軽減させる方法
① リラックスできる呼吸法をする
② 目の前のことに集中する
③ しっかり睡眠をとる
対処法
不安障害の治療は、薬物療法とカウンセリングが中心になります。薬は、抗うつ薬や抗不安薬、睡眠薬などが使われます。また認知行動療法といわれるカウンセリングでは、こころと体をリラックスさせる、苦手なモノや場所に少しずつ慣れさせていく、極端な考え方のクセを見直すといったことをやっていきます。こうした治療を通じてストレスを軽くし、不安や恐怖に対処できるようなサポートを受けながら、苦手なことに段階的にチャレンジして、自信を取り戻すことが回復につながっていきます。
不安障害|こころの病気について知る|ストレスとこころ|こころもメンテしよう ~若者を支えるメンタルヘルスサイト~|厚生労働省 (mhlw.go.jp)